心の椅子

精神的支えのことを「心の椅子」と呼んでいます。思わぬ体調不良の予防に役立つと思い、このブログを立ち上げました。

2018-01-01から1年間の記事一覧

当事者研究と政治

先日の某所の当事者研究では、当事者研究から何かムーブメントを起こしたいという主宰者の発言から、そのためには当事者研究のバリエーションを増やしてみてはということになり、政治の話が取り上げられた。選挙、借金問題、沖縄問題といった話が出た。ムー…

高齢者のリカバリー?

今、認知症高齢者が多い病棟で相談員の仕事をしている。入職して8ヶ月目だが、勝手が分からないまま退院支援をすることになり困惑した。その人を知ろうにも電カル等をじっくり読む時間がない。とうとう、病棟課長から嫌味を言われ、泣きそうになり、部署外…

関西合同SA

9/16(日)クロスパル高槻であった関西合同SAのオープンスピーカーミーティングに行ってきた。 淡々と静かに、それぞれのリカバリーストーリーを語られていた。いや、人によってはリカバリーストーリーではなく、現在進行形の苦しみであった。それでも、その…

囲碁部の同期K君のこと

大学の囲碁部の話の続き。 K君という同期がいた。最初は、彼とはライバルになりそうと思っていたが、すぐにこちらが二子や三子を置くぐらいの実力差であることが分かった。彼はものすごく社交的で、あっという間に先輩とも馴染んでいった。引っ込み思案の私…

後輩に追い抜かれた話

私は高校大学と囲碁部に所属していた。 子供の時ルールは教えてもらったけれど、受験勉強もあって、高校に入るまでは遠ざかっていた。本当は将棋部があればいいなと思っていたが、無かったので囲碁部に入部した。何も部活しないのも味気ないと思ったからだ。…

就職活動

専門学校での学生生活も思いがけなく順調に行った。入学前は、やはり体力面・精神面が不安だった。ちょっとしたことから調子を崩し、休みが続いてしまうかも知れない。不安は確かにあった。入学前、かなり安定してきたとはいえ、突発的に調子を崩し、グルー…

資格、専門学校

さて、グループホームの世話人(非常勤職員)を4年ほどして、午前勤務も1年以上はしていた。スピーチ活動も1年度に4回こなせました。自信が回復してきたのを実感しました。なんとか、正職員の仕事ができないかと思いました。以前なら夢物語だったかもしれ…

スピーチ活動

ある年度、講演とまで行かないが、スピーチの依頼が4回来た時があった。こういうありがたい申し出はできるだけ断らないことにしている。 1回目はこちらが話している時に、最前列の方がスマホを一生懸命いじっているのに心が折れそうになって、話に集中できな…

重い歯車がようやく動き出すとき

今の自分は、なかなかないリカバリーをしたと自負している。被災したわけではないが、東日本大震災の前後がいちばんつらかった。いろんなことが重なって、どん底だった。その時を知る人が、ここまでのリカバリーを成し遂げたことを見たら、きっと驚かれるだ…

複雑から単純へ

青春期からとても悩んでいた。本当の気持ち、純粋な気持ちというのが果たしてあるのかだろうか?何か楽しいことがあっても、それを素直に楽しんでいいのか悩んでしまう屈折したところがあった。腑に落ちる直前で、いつも考えてしまう。つらかった。相手が笑…

宝石領域2

私の心の中に、腐らない宝石のような領域があるように思う。そこがダメージを受けない限り、なんとかやれそうに思う。何故、そのような領域を持てたかと言うと、リアルよりもフィクションに起因するようだ。現実の私の家庭はボロボロだったが、フィクション…

罰ゲームから対話ゲームへ

当事者研究の場で、自分の家族をRPGにたとえて発表するシリーズをしていた。小ボス、大ボス、村人A、不肖私が勇者を務めるRPGだ。スタート地点の実家からバトルが始まり、レベル1の私はあっけなく倒れ、使命を与えるはずの王様の住む城にすらたどり着くこと…

ダイアローグ

ある日、昼休みから帰ってくると、職場の先輩からのダイアローグの資料2点がおいてあった。 今ダイアローグにとても興味があるというわけではないが、学ぶべき技法の一つだと思っている。魅力として、フラットな関係の中で支援をするということがある。 私は…

くるみと宝石領域

心が落ち込んでしまったどん底の時にこそ、心に染みる歌がある。 沢山有るけれど、一つ挙げるとすると、私の場合はMr.chiledrenの「くるみ」になる。PVがとにかく素晴らしい出来なのだ。 公式設定はわかないけれど、自分の感じた解釈を書いてみる。 中年の4…

人間関係って、難しいですね

人間関係では悩むことばかりだったが、今は少し楽になれたような気がする。 ○職場で嫌われている人との付き合い方 以前の職場で、私の教育係だったAから、「上司Bは嫌われている」と言われ、それを真に受けて、100%Bを嫌いになって、とてもしんどくなったこ…

映画「招かれざる客」

TOHOシネマズの上映企画「午前十時の映画祭」で観たのですが、とても素晴らしい映画でした。 テレビ放映時の予告編CMを子供の頃に観たときは、白人女性と黒人男性の結婚に猛反対される映画なのかなと勝手に思っていました。 冒頭の空港シーンで、黒人男性医…

「心の椅子」とはなんぞや

「心の椅子」は、2016年度に3,4回、当事者の皆さんの前でお話する機会があったときに、お話した私なりの体調安定メソッドです。 通院服薬や仕事に行くと言った、日常生活をこなしていくことも心の椅子の一つですし、趣味も心の椅子の一つです。私の場合は、…