心の椅子

精神的支えのことを「心の椅子」と呼んでいます。思わぬ体調不良の予防に役立つと思い、このブログを立ち上げました。

厳しい世界だからこそ

コロナ前からテレビをほとんど見ない生活になり、さらに去年DVDレコーダの自動録画サービスも終了となり、本格的にテレビから遠ざかっております。

今日、たまたまTBSの「サンデーモンーニング」を観ました。4月から司会者交代になり、関口宏さんの最終回のようです。
1週間前に新入幕の尊富士が優勝のニュースが取り上げられました。千秋楽の前日の取り組みで右の足首にけがをして救急車で病院に搬送され、車椅子の状態だったにもかかわらず、千秋楽に出て勝ち、優勝を決めたと。それを美談のように報じられることに違和感を感じました。

2001年に貴乃花が優勝した時、小泉首相(当時)「痛みに耐えてよく頑張った。感動した! おめでとう!」の言葉を思い出した。貴乃花は、そのとき、右膝を亜脱臼していたという。

プロのスポーツ選手が、怪我を押して試合に出ること、それはその選手の判断であり、素人が口を挟むことではないのかもしれないと思いつつ、もやりとする。
結果が全ての世界なのかもしれないが、「怪我を押してや無理することが当然」ということになるのが怖いと思った。プロスポーツだけでなく、高校野球でも、一人の投手が全試合当番して、肩を壊してしまい、プロになれなかったり、プロ入りしても泣かず飛ばずのまま引退という話も聞く。

昔は、とんでもない間隔で投げていたプロ野球選手もいるが、最近はローテーション間隔をきちん守り、1試合の投球数の上限の目安を定めるようになったと聞く。投手交代後、すぐにアイシングしている風景も見たことがあります。

厳しい世界だからこそ、最高のコンディションで試合に望んでほしいと思うのです。

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