心の椅子

精神的支えのことを「心の椅子」と呼んでいます。思わぬ体調不良の予防に役立つと思い、このブログを立ち上げました。

「心の椅子」とはなんぞや

「心の椅子」は、2016年度に3,4回、当事者の皆さんの前でお話する機会があったときに、お話した私なりの体調安定メソッドです。

通院服薬や仕事に行くと言った、日常生活をこなしていくことも心の椅子の一つですし、趣味も心の椅子の一つです。私の場合は、好きな小説家の本を読んだり、読書会を開くこと。当事者サークルを運営すること。当事者研究に参加すること。また、家族問題などで、相談に行くことなどです。

大事なのは、心の椅子は一つではなく、数個はパッと言えるようにしておくことです。椅子は、三本足ではギリギリで、ちょっとしたことでこけてしまいます。私を含めて当事者の心の椅子は、同じ様にちょっとしてことで、安定を崩します。でも、5本足や6本足の椅子ならば、ちょっとしたことでも、何とか座れるのではないでしょうか?

私の体調が安定しているのは、服薬のお陰もありますが、こういった心の椅子メソッドに支えられている部分も大きいのです。

自分考案ということでプッシュしていこうと思っていたのですが、去年WRAPのセミナーに行って、「元気の道具箱」という概念が、「心の椅子」に近いことに気づきました。私のほうが後発なので、WRAPユーザーには、「何を今さら」と思うわれるかもしれません。(笑)

「心の椅子」は、10個位に絞ってもらったらと思っていたのですが、「元気の道具箱」はもっと幅広く取ってもらっていいそうです。100個、人によっては1000個くらいの方もいるそうです。そうやって、自分の心の支えを意識するのはとても大事だと思います。みなさんも是非一度カウントしてみてください。