心の椅子

精神的支えのことを「心の椅子」と呼んでいます。思わぬ体調不良の予防に役立つと思い、このブログを立ち上げました。

宝石領域2

私の心の中に、腐らない宝石のような領域があるように思う。そこがダメージを受けない限り、なんとかやれそうに思う。何故、そのような領域を持てたかと言うと、リアルよりもフィクションに起因するようだ。現実の私の家庭はボロボロだったが、フィクションの世界を楽しめる子どもだった。「週刊少年ジャンプ」や「週刊少年サンデー」は好きだったし、アニメも好きで、そして小説も好きだった。大学生の頃、一人読み漁った作家がいる。その人が私の人生や思考を決定づけたような気がする。

また、ゲームも好きだった。テレビゲームも好きだったけれど、囲碁将棋が好きだった。礼儀も教わったし、一人で考え抜いた手なら、どんなに最初違和感を持たれても、最終的には評価されるということも学んだ。このあたりは、科学的な合理性にも通じるものがある。

家庭に対する思いは複雑だが、唯一教育にお金を惜しみなく注いでいてくれたのは感謝している。今まで、学びのことで苦労した覚えはない。

私は、なかなか集団にうまく馴染むことが出来ない。高校の恩師に「お前は友達が出来にくい」とストレートに言われたときは、呪いの言葉のように思いショックを受けた。でも、同時に「だから、出来た友達を大事にしなさい」と言われたことも覚えている。また、変わっているともよく言われ、どこか外れたところがあるのも分かっている。でも、それでしょげずに、いつか分かってもらえるのではという楽観的な気持ちを持てている。

宝石領域を大事にしていきたい。