2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧
さみしさを感じ考えるとき、ASKAの『草原にソファを置いて』という歌(アルバム『One』所収)を思い出しました。 CHAGE and ASKAの都会的でおしゃれなラブソングもいいですが、ASKAソロの場合は、こういった孤独な人間の歌があります。 「結局一番遠かったのは…
安部公房の小説『燃えつきた地図』を思い出しました。長い徒労の末、主人公の探偵は記憶を失ってしまいます。わずかな手がかりを頼りに電話をかけ、どうやら知り合いらしい女性が出てくれ、迎えに来てくれることになります。普通ならそれでよしとするところ…
再び安部公房の話をします。彼が師と仰いでいた石川淳に対して弔辞を述べています。("弔辞ー石川淳" 1988.1.22、安部公房全集028所収)。ちなみに、弔辞を書いた5年後の1993年に安部公房は他界しています。当時私は高校生で、まだ彼の作品を手にしてさえい…
前回私が主宰した当事者研究の中お話させていただきました「さみしさの研究」のその後の状況です。 仕事をしているときは紛れますが、帰宅後一人でいるとさみしさに襲われることがよくあります。コロナ禍の中、何もない休日や連休に特に感じます。誰とも話さ…