心の椅子

精神的支えのことを「心の椅子」と呼んでいます。思わぬ体調不良の予防に役立つと思い、このブログを立ち上げました。

大学時代ー囲碁部編

入学して、囲碁部に入部した。高校も囲碁部だったので、自然ななりゆきだった。入学式後の茶話会に来ていた一つ上の先輩がちょうど囲碁部員だったので、そのまま入部となった。囲碁というゲームに夢中になっていたし、手狭な部室もそれはそれで親密な空間だった。先輩たちは、あまり単位がないことを逆に自慢するような風潮もあった。
私もいつしか、授業に出なくなっていった。語学は落とすとヤバいということは聞いていたので、その教えを守り語学だけは出ていた。それと、その頃から朝起きるのが、10時以降になっていた。深夜のTVを見て、夜更しをしていて、生活リズムが狂っていたのだった。心身の変調が既に起こっていたが、授業をサボってもなんとかなる大学のシステムでは、その不調が他者に見えづらくなっていたのだった。

大学囲碁界でタイトルを取る先輩もいて、非常にレベルの高い世界だった。個人戦は無理にしろ団体戦には出たいと思って、自分なりに頑張ったが、結局生選手にはなれなかった。「努力すれば勝ち穫れる」と思っていた私の痛い体験だった。