2024-03-07から1日間の記事一覧
傷心の修論発表後ひきこもり生活をしていた。内定をもらっていた会社に行けるかどうかさえ自信がなかった。入社式に行き、片田舎の工場で一年間研修を受けることになった。研修とは言え、人手不足の現場の応援の意味合いもあった。 なんとか頑張って、やり直…
実験系の研究室に入った。研究機器には触ることなく、院試の勉強をしてくださいというスタンスだった。院試を受けない人にとっては、何の制約もないことになり、就職活動に専念する人もいれば、自分の道を探すという人もいた。私は就職する気にもなれなかっ…
大学では友達がほとんどできなかったのだが、囲碁部でK君というすごい友達と出会えたことは、私の人生の宝物になっている。高校は別のところだったが、一度高校の大会で会っていた。とにかく個性的な奴だった。『風の谷のナウシカ』のワンシーンをそっくり暗…
入学して、囲碁部に入部した。高校も囲碁部だったので、自然ななりゆきだった。入学式後の茶話会に来ていた一つ上の先輩がちょうど囲碁部員だったので、そのまま入部となった。囲碁というゲームに夢中になっていたし、手狭な部室もそれはそれで親密な空間だ…
高校時代、歴史や地理や生物といった暗記科目は苦手だった。短期記憶力が弱くて、意味記憶に結びつかないと、あっという間に忘れてしまうのだ。試験前に一夜漬けしてなんとか対応するが、試験後にはすぐに忘れていく。また、面白みを今ひとつ感じられなかっ…