今日は、大阪土居駅近くの支援者当事者研究に行って参りました。北海道浦河町の方、静岡の方などともzoomで繋がりながら進行されました。
その会は8回目になるのだそうですが、今回はじめて、お約束が3つ書かれた紙が配られました。
その中に、「ひとりひとりが別の国。異文化を面白く知る気持ちで。」とありました。これがすごく良かったです。『「世界ふしぎ発見!」のような、わくわくした気持ちで』とありました。違う文化を持つ国家に内政干渉することはせずに、また自国内の同調圧力にも屈せずに、自国は自国、他国は他国と境界線を引きつつ、自他尊重していきたいと思いました。
(境界線を侵犯され、内政干渉され続けてきた自分のつらい体験からもその重要性はとても痛感するものでした。)
また、主宰者は大学教員の方ですが、休憩中に先生とは呼ばれたくないという話になり、「なぜそうなのか?」「先生と呼ぶことで、下駄を預けてくる人がいる」といったやりとりもあり、この話も支援者あるあるとして面白いテーマになりそうな気がしました。
最後に、今日のホワイトボードで議論の流れを主宰者がカメラで見せながら説明されたのに対して、静岡の方(この方も教員)が「まとまりすぎて、かえって気持ち悪いです」と言っておられました。
オープンダイアローグでは、集約された意見の対義語として、ポリフォニー(直訳すると「多声」、私は集約されないさまざまな声と解釈します)という言葉あります。それと同じで、まとまりすぎるのも一つの罠であったかもしれないと思いました。
支援がうまくいったときほど、罠に陥っていないかを確認すべきと新たな気づきのあった一日でした。