心の椅子

精神的支えのことを「心の椅子」と呼んでいます。思わぬ体調不良の予防に役立つと思い、このブログを立ち上げました。

オープン/クローズ問題と弁護士の見解

今年1月のバリバラ「生活笑百科」で、障害者就労のオープン・クローズ問題が取り上げられた。

障害をクローズにして働いていたが、1ヶ月を過ぎた頃から体調を崩し、早退が増えていった。そんな時、上司から「あなたはクビです」と、いきなりの解雇宣告されたという。

 

オープンとクローズ、それぞれ一長一短があり、当事者の自己決定に委ねられるべきとなると思っていた。

しかし、弁護士の見解は違った。

 

以下、バリバラのHPから

「病気のことを言わずに入社した、それだけでアウトとは言えない」としながらも、今回の場合、1ヶ月ほどで体調を崩していることから、「やはり障害について話しておく必要があった」というのが青木弁護士の見解。隠していたことが原因で、本来期待していた働きができなかったと判断される場合は、解雇されてしまう恐れも出てきてしまうという。

 

法律は、オープンにした方を守るようになっているとも。

うーん。難しい。もし当事者からオープンとクローズどちらにすべきか相談を持ちかけれたら、こういった弁護士の見解があることも伝えたほうがいいと思う。

でも、本音は、当事者の自己決定に委ねたいとも思う。だいたい、「本来期待していた働き」は、少なくとも日本の場合、労働契約書に明記されないので、判断は恣意的なようにも思った。

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