心の椅子

精神的支えのことを「心の椅子」と呼んでいます。思わぬ体調不良の予防に役立つと思い、このブログを立ち上げました。

【さみしさの研究5】「Zの選択」「#だれかとつながっていたいですか?」

NHKの「Zの選択」「#だれかとつながっていたいですか?」を見ました。

https://www.nhk.jp/p/ts/EKW783J6LK/episode/te/MRQXWYG318/

 

番組説明より

「Z世代:いま現在25歳以下のニュージェネレーション。デジタルもSNSも使いこなし、新しい価値観を持つと言われる彼らが選ぶ人生とは?今回のテーマは:つながり

 

有華(25)はシンガーソングライター。インスタライブでは4000人を超えるリスナーが集う。リアルでもSNSでも、人とのつながりが、有華の生命線だ。でもコロナで状況が変わりはじめ…。一方、史門(24)はソロ活が基本。4年前に山梨県小菅村に移住、山でひとり、釣りや狩猟をしているときが最高に幸せだ。でも、小さな集落ではちょっと気が進まないこともあって…」

 

つながりという点では好対照な2人でした。有華さんは、多くの人とつながりたい。シンガー・ソングライターを一旦諦めて就職したけれど、インスタライブで多くのフォロワーを集め、リアルのライブも開き、メジャーデビューも目前に迫っています。

一方、史門さんは田舎暮らしを満喫して、友達は少数精鋭に絞っています。番組説明にはある「気の進まないこと」というのは、消防団の演習という付き合いのことでした。

 

コロナは、特に有華さんに影響を与えていたようです。フォロワーが減っていき、ライブ中止で数百万のキャンセル料を自腹で払うことになります。またSTAY HOMEしていると、「SNSのつながりは強いものと思っていたが、一瞬で切れてしまう」「本当に自分はシンガー・ソングライターなのか」と自信を無くしていきます。でも、復活するときは、やはりインスタライブのときでした。ライブによって「パワーをもらう」と仰っていました。(支援におけるヘルパーセラピー原則のように思いました)

 

史門さんは、友人とBBQしているときに「集まりたがりますよね 史門さん」「一人が好きなようでさみしがり」と評されます。ソロキャンプを楽しみつつ、さみしさを匂わせる発言もありました。

 

私は、2人ほど両極端ではなく、SNSでつながりたいと思うけれど、一人の時間も好みます。ただし、それでバランスが取れているかというと、まだまだバランス感覚が養えていません。誰からも干渉されず一人になることを望みつつ、孤独に耐えられないと思うこともあります。このあたりはヤマアラシのジレンマでしょうね。