心の椅子

精神的支えのことを「心の椅子」と呼んでいます。思わぬ体調不良の予防に役立つと思い、このブログを立ち上げました。

対話の文化まつり 2024

小畑さんの対話の文化まつり2024がウイングス京都であり、参加してきました。
14時からのプレイベントでは、トーキングサークル体験会がありました。
17時からは、泉鏡花賞受賞作家の寮美千子さんの奈良少年刑務所で講師をされたときの話を拝聴しました。寮さんのエネルギッシュな語りに引き込まれました。傷ついた少年たちが、語りだすとき、それは個人によって早かったり遅かったりして、タイミングのあるものだと思います。
しかし、語ることによって、確実に何かが変容し、他の少年たちにも波及していく。その様子が浮かんでくるようでした。それは、講師の寮さん自身を巻き込んでかもしれません。最初は、重大犯罪を犯した加害少年に身構えることもあったそうですが、逆にエネルギーをもらう体験があったそうです。(友人は「ヘルパーセラピー原則ですね」と言い、私もそう思いました)
最後は、再びトーキングサークルをしました。個人情報を含むため書けませんが、いろんな語りがありました。その中で、「だれがこの場を安心・安全な場と言った(保証した)でしょうか?」という問いかけがありました。
だれも保証はしていませんが、自然とそういう雰囲気に包まれ、普段できない語りができたように思いました。
帰宅すると、心地よい疲れが出て、ぐっすりと眠れたのでした。