3年半前、精神保健福祉士の資格を取るために夜間の専門学校に通学することにした。今までのグループホームの世話人の仕事は、少し日数を減らしてもらったが、辞めずに続けることにした。17時に退勤し、授業は18時20分始まり。専門学校のエレベーターで上ると、始業のチャイムが聞こえ、教室に駆け込むというなかなかにハードな1年であった。
移動時間が1時間以上あり、最初の1ヶ月は地下鉄の中で勉強していたが、その後は思い切って寝ることにした。仕事の疲れがほどよくあり、また始発駅から乗るので、到着までの25分をしっかり寝られ、3時間の授業を集中して聞くことが出来た。授業中、分からないことは積極的に質問して、疑問を積み残さないようにした。帰宅後夕食を摂って、12時には寝た。こうしたルーティンを、私は密かに「シンデレラ・メソッド」（笑）と呼んでいたのだった。勉強は、朝の通勤中や休講時間のスキマ時間を使い、休みの日にしっかり時間を取った。
そのおかげで、無事首席で卒業し、また皆勤賞ではなかったが精勤賞をもらった。いいクラスメイトや教員とも出会え、充実した一年だった。
